内田洋行とのオフィス家具の商品開発案件。国産木材に対しての豊富な知見と、高度な木工技術を有するカリモクとの協働で試行錯誤を繰り返し商品化に至った。一般的にワークチェアというと、あらゆる機能が付加されメカニカルになっていく傾向にあるが、このチェアはそうした機能重視の考えを改め、素材の特性に真摯に向き合うことで複雑な機構などは持たずに快適な座り心地を実現している。同シリーズでワークテーブルも合わせてデザインしており、オフィス家具では必ず課題となる機器類の配線問題を、ここではテーブル同士を並べた時に自然に隙間が生まれるようにする事でシンプルに解決している。またその隙間を利用したパーティション、コンセントタップなどの連結システムも考案している。