清里現代美術館アーカイブブック エフェメラ展

2023

高円寺にあるbookshop / gallery「タタ」で開催した清里現代美術館の貴重なエフェメラの展示。
開催期間 : 2023.02.06-03.05
※エフェメラとは一時的な筆記物や印刷物の事で、長期的な使用、保存を意図していないものを指す。

LUKA YASUKAWA DESIGNは展示計画及び什器の設計製作を担当。
1960〜1980年代を中心とした貴重なエフェメラを展示するにあたり、来客者が直接手で触れられないように配慮しつつ、裏面も見えるような仕組みにする必要があった。
エフェメラは本来ラフに扱わられるものであるが、それに歴史的・美術的価値が付与された事により生まれるモノのコントラストをうまく計画に落とし込めないか考えた。
透明なアクリルでエフェメラを挟み、それをレイヤー状に配置させ窓のようにスライドできるようにする事で、膨大なアーカイブの森を彷徨うような、自らが加われるきっかけとなる什器を設計した。

– Venue composition –

LUKA YASUKAWA DESIGN


– Photo –

luka yasukawa


– Publication –

Tokyo Art Beat



プロジェクト概略

清里現代美術館の膨大な美術書籍・資料、エフェメラ等をアーカイブにまとめ、出版するプロジェクトが発足した。 

全3巻で刊行し、1巻目は「Ephemera(エフェメラ)」のみに焦点を当て、2巻目を「Fluxus(フルクサス)」、3巻目を「Joseph Beuys(ヨーゼフ・ボイス)」で、今後刊行していく。

 制作費のクラウドファンディングを行っており、それに合わせてエフェメラの展示をbookshop / gallery「タタ」で開催。ここでは第1巻「Ephemera」に収録されることがなかった清里現代美術館所蔵(現 telescope@art美術古書店)の貴重なエフェメラを展示する。

書籍詳細
Concept : Tomoko Hirose 廣瀬友子(telescope), Kota Ishizaki 石崎孝多(tata), Tanuki
Editing : Tomoko Hirose 廣瀬友子(telescope), Kota Ishizaki 石崎孝多(tata)
Design : Tanuki
Photo : Shinsui Ohara 尾原深水
Photo assistant : Yoshihiro Tsunemi 常見佳裕
Proofreading : Miho Otobe 乙部美帆 
Translation : Kaori Yasunaga 安永佳織
Printing Director : Akira Hirai 平井彰

hardcover
500 pages
257 x 185 x 39 mm
color
edition of 1500 copies
2023
ISBN 978-4-9912986-0-8
¥9,350 (tax incl.)
printed by kato bunmeisha 加藤文明社
published by telescope
distribution twelvebooks

→ https://tata-books.com/gallery/412/

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